何でもしたい。
いえ、自分のことでは全くなく・・・。でも、誰でも家族が食欲がない時にはそう思うでしょう。
GWにデュオ・ポッキーズの友人宅で美味しい低温発酵の自家製フォッカッチャを御馳走になり、あまりに美味しいので母に食べさせたいとつくってみた。あまりこねなくて良いようで、自分にもできるのではないかと、つい夢見てしまった。友人が見せてくれたとおり、くるみもたっぷり入れ、ついでに庭のローズマリーも載せて、たっぷりのオリーブオイルをかけて焼いたら、とても美味しかった。だが、母には堅すぎて残念ながら少ししか食べられず。
そこで火がついた。保存料が入っているパンよりずっと美味しいねという言葉を頼りに、十年位つくっていなかった万頭(中華のまんとう)をつくった。500gだけしか作らなかったが、全身汗だくで、涼しい日だったのにサウナ状態。途中で鉢巻をし、まるで恰好だけはランナー。手には粉が粘って離れない。泣きそうになりながら、意地と新しいイースで、きれいに膨らみ、真っ白でほかほか、「THE 万頭」ができた。味噌をつけるとたまらない。母も1個完食してくれた。
ここまできたら、実力はないのに何とかなるさの自信だけはついてしまい。次も行ってしまえ。
今日は梅雨の先駆けか、じめじめした天気。こんな日は野菜で元気になりたい。白い大根、緑のキュウリ、赤いラディッシュでピクルス作り。明日のお楽しみ。かりっ、しゃくっ、ぽりっと気持ちいい音。酢の爽やかさと柔らかさが食欲を運んでくれることを期待して。