2021年9月26日日曜日

Linguaskill Business

会社の方針で受験する英語の試験は、今まではTOEICのL+Rだったが、今年からLinguaskill BusinessのSpeakingになるという。連絡が回っていたが業務の方でそれどころではなく、念頭に全くなかったが、数日前に受けることになった。

cambridge-exams

ケンブリッジ方式ということで、日本では英検が共催しているようだが、前日に急いでHPを見て受験要領を読み、ビデオを見てみた。TOEIC L+Rとは全く異なり(みるskillが違うのだから当たり前だが)、事前に勉強しておけばよかったと反省。

5つのpartにわかれ、1.簡単な質疑 2.音読  3.プレゼンテーション 4.グラフの説明 5.ロールプレー で15分。難しかったのが3.と5. 私にとっては特に3だった。内容が、良い従業員の資質とはとか、日本語で突然聞かれても即答するのが難しいような内容にあたってしまうと、応えるのが難しい。本試験は流暢さも評価の一つで、問われたら即応え、持ち時間いっぱい使って、自分が述べることの根拠を示しながら説明していかなければならない。こういう要件は普段なれていない話し方(客との間であれば質疑応答なので、即答するよりも、応える内容をまとめて簡明に説明しようとする)なので、やりにくかったが、ビジネスの為には反射的にとにかく応える、提示と根拠や詳細説明というパターンで練習しておくということは有効だと思った。

また、グラフの説明という項目も、仕事の会話では必ず使う要素なので、必須という扱いもスキルアップに有効だと感じた。


疲れが溜まった夏だった。涼しくなったこの週末はとにかく良く休んだ。これは立派なアヴォカド。スライスしたオニオン、トマトと一緒にオープンサンドにするか。それとも真っ赤なマグロとモッツアレラチーズと和えてオリーヴオイルを垂らせば、立派な白ワインのお供になりそう。


2021年9月25日土曜日

夏終わりぬ

先週はアマチュアコンクールの一次予選。毎年この機会を一つの目標に1-2曲仕上げるペースにしている。今回は一次で終わり。この機会が終わるといつも夏が終わったと心身共に感じる。

途中まではいつも通りに弾けていたのだが、思わぬところで左手の暗譜落ち。右手で繋いだものの、これでは仕方がない。杉並公会堂のベーゼンドルファーの音色が美しく、もっと弾いてみたかったものだが。

はつはつに咲きふふみつつあしびきの暴風にゆるる百日紅のはな

斎藤茂吉

2021年9月12日日曜日

やすむ

酷暑からいきなり10月の冷え込みとなり、タオルケットも新しく出し備えていたのに、今度はまた10度以上も気温が上昇。

家族も同僚も体調を崩し。その上、期末で追い込みやら、整理やら、期末処理やら。

あー休みたい。

と思ったら、彼らに見習おう。足を身体に隠し、歩きも泳ぐ気もないことを体現する。他が何しようが(泳ごうが、話しかけようが)、泰然と。やすもうではないか。疲れて疲れて働いても、良い知恵は浮かばない。

2021年9月4日土曜日

FP2級

キャリアコンサルタントの資格を得た時に、この資格に相乗効果のある知識/スキルがあるか考えてみた。自分がクライアントなら、キャリアの相談をしにいった時に、やはり気になるのは生計だ。ということで、ある程度クライアントの心配を受けとめられること、アドヴァイスもできるし、自分の手に負えなければレコメンドもできるようになりたいと、ファイナンシャルプランナーの試験を受けることにした。

FP試験は金融関係者にとっては基礎知識編かもしれない。だが金融の素養のない一般人には普段覚えることもない幅広い分野での知識が必要なので苦手意識をもつ人も多いのではないか。少なくとも私にとっては閾は高かった。それなのに、何故か最短でとろうと無謀な考えをおこしてしまった。本来であれば3級、2級とステップを踏むところを、いきなり2級を受けることに。いきなり2級を受けるには講座を受けなければいけないので、通信講座を受けた。

テキストを読んでみると、生活に根差した必要知識もあり、世間を渡るに必要な知恵が身に付いた気がしてなんだか得した感じ(全然活かしてないので何も得していないのだが)。眠気と闘い、どうにかテキストを読み終わった。ここまでで既に「戦い済んで日が暮れて」的な気分に。自己満足に浸ってしまったのである。

試験の1か月前にテキストを読み終わり、3週間前にやっと重い腰をあげて、過去問をやってみたところ、信じられない(お気楽とんぼの自分だけが信じられないだけなのだが)結果が。6割が合格ラインなのに、なんと3割しか正答率がない。今思えば自分を知らないとは恐ろしいもの。嘘だろう?ともう一回分やってみても全く同じ3割だった。

分野は、ライフプラン、リスク管理、金融資産運用、税金、不動産、相続と6分野。試験は学科と実技(計算)。分野ごとに爬行性があれば、勉強の優先順位も立てやすいのだが、全ての分野が3割。学科と実技も同様に3割ずつ。なんと、正真正銘平均的に合格ラインの半分なのだった・・・。

この絶望的な状況把握ができたのが、試験2週間前。

ここで、戦略的な行動にでることにした(換言すれば、捨て身ともいう)。学科は捨てて、実技に集中することに。内容の理解度が1/3の私にとって、多岐にわたり記憶しなければいけない学科は無理。まだ、実技は目的(相続税や保険金を計算する等)が明確で、試験パターンも少なくとも学科よりは限定されるとみた。

直近5回分の試験をとにかく解いて、回答を読んで、わからなければテキストを参照する。それを3回繰り返したところでタイムアウト。

結果は、有り難いことに狙ったとおり実技は合格。火事場の馬鹿力。当たり前だが、広範囲学科は不合格。なんと学科は、時間の最後に考え直して回答を書き直した問題が、書き直した方が間違っていて一問の差で敢え無く失敗。小説のような話だが、FPの神様がこんな奴を合格にできないと押し返したのだろう。

二回目の試験では実技は免除で学科のみ。3か月時間があったのでFPの勉強をすればよかったのだが、他の勉強に集中していて、またもやFP1か月前に学科の勉強をしはじめた。今度はテキストは読まずに試験対策に集中することに。戦略自体は正しかったが、3か月で泥縄の知識は抜け落ちて、前回試験では合格ラインぎりぎり割るところまでいったのに、また3割に落ちてしまっていた・・・。あぶく銭ならぬ、あぶく知識は身についていなかった。

今度は、過去問を5回やったところで、1分野毎、A3で2枚だけ、苦手な部分を自分なりの整理(表)をした。学科の方の細かい数字を暗記するのは、結局、現在の規則や仕組みの背景にある考え方を理解しないと、丸覚えするだけの若さはない。結果としては、これは上手くいって、前回のようなハラハラどきどきレベルではなく通ることができた。

FP2級の試験には受かったものの、当たり前だが泥縄の知識では職業的なサービスにまでは至らない。初心に戻り、キャリアコンサルタントとして相対するときに、どういうことを知っていれば視野広くサポートできるかという観点で、ライフプランニングに焦点を当てて情報の蓄積・整理をしていきたいと思っている。

今回の勉強に際しては、過去問に関してはお金の寺子屋 参考書ではFP教科書 滝澤みなみ著 にお世話になった。有難うございました。


9月に入って、10月の寒さと雨が続く今日この頃。