2022年7月24日日曜日

酷暑にありて

有難きもの。そは薬味。

私自身は食欲落ちる間もないが、母はどうしても暑さが酷いと水を飲むのがやっとという時が増える。そんな時、冷たい冷奴に山盛りの薬味を。

青々とした紫蘇、真っ赤に染まった我が家の茗荷の酢漬け。生命力あふるる緑葱の小口切に、薄いアースカラーの新生姜のみじん切りを。仕上げにこれもまた母が漬けた南高梅の梅をつぶしてのせれば出来上がり。


青紫蘇にも茗荷の子にも恩多し 安住敦

2022年7月23日土曜日

アポロのピアノ@エプタ・ザール DUOポッキーズ

今日は狛江のエプタ・ザールでアポロのピアノを弾いてきた。

DUOポッキーズでビゼーの「子供のあそび」から「ぶらんこ」「回転木馬」の曲目。

アポロは国産のピアノメーカー。私が初めて4歳の時に両親にアプライトを買ってもらってから、40年以上も共にいたピアノもアポロだった、だから久しぶりにホールで弾くアポロは、グランドピアノとは言え、旧友に会ったような懐かしさを感じた。

よく響くピアノで、それだけに低音をこまめにペダルを変えなければならず、初めの数小節は苦労した。そのあとは伸びやかな音を楽しんだ。

友人と弾く喜び。昨日も仕事のあと友人宅に寄り、夜の特訓。GWに初めてもちよってから、3人の先生にみていただき、息も切らせぬスポコンの練習もしたし。「ぶらんこ」は曲想も変えた。子供の頃、軽い体でぶんぶん漕いでいた頃を思い出して。空に向かって飛び込んでいくような、一番頂上まできたら青い海が見えて心が興奮で震えた、そういった曲にしようと話し合った。

特訓が終われば、また友人の手料理の美味に舌鼓。先生にならってコンサートの前は肉料理でしょ、と 焼きたての豚肉を山盛りの香ばしいルッコラに豪勢に盛り、オリーブオイル醤油を垂らした心憎いメイン。ジャズリンゴ、セロリ、クルミに鶏肉のウォルドルフサラダ。枝豆のアヒージョ。これだけ美味しいお肉をいただけば連弾 上手くいかないはずはない!とおだをあげて味の濃いスペインの白ワインで本番前の祝杯。


食卓に飾られていた蔓花茄子。お土産にいただいた。花言葉は「大きな恵み」
今日は存分に連弾を楽しむことができた。これこそが「大きな恵み」に違いない。

2022年7月18日月曜日

言葉と音楽と 香りと色と

「ことばと音楽はちがう?」

昨日の日経夕刊にピアニスト仲道郁代さんのエッセイが。

「音の連なりが与える感覚をことばにし、ことばのイメージを音にする。その往還をしていると、ことばの想起させるイメージと音のイメージが同化してくる。」

分かるような気がする。まだまだ拙いかもしれないが、楽譜を読んで、弾いてみて。その曲の感覚を言葉にしてみる。そうするとイメージが先鋭化する。

未だ気がついていない慕情が、やがて自分の中で秘められた想いとして認識され、恋心として内から外に迸る時に謳うソプラノのメロディー。たとえばこう感じたと言葉に置き換えたら。慕情というやらわかな感情。秘められた想いにはいきつ戻りつする惑いや迷い、高揚感に自信のなさも加わるかも。そのうち緊張感が高まり外に出ざるを得なくなる時の自分の心の中のドラマ。

その時に香る空気。湿度。乾燥。色は?♭は青系統?♯は暖色系?和声で色も変わっていく?

自分の中で曲に想起された感触に様々なラベルを貼ってみる。違ったら弾きなおして、ラベルを貼りなおして。

多分多くのプロ/アマのピアニストがしていることだろう。仲道さんのエッセイはとても分かり易く、自分なら・・・とそれぞれの工夫を言葉を使って思考に見える化してくれる。

音楽と文学と。二兎を追える方の刺激的な文章に出会えて、ラッキーな三連休最終日。

2022年7月17日日曜日

漸く繋がる

ここ1か月ほど家の通信状況が悪かったが、解決?

マンションの光回線か、ルーターの故障か、判じかねながら手をこまねいていた。

会社のPCは会社携帯でテザリング、家のPCは個人携帯で同様にしてどうにか繋いでいたが、どうも家のPCは携帯の速度が遅いのか、メールも翌日に届いたり、google関連はアプリすら起動しなかったりで使い物にならなかった。

今日は3連休の中日で気持ちと時間に余裕があり、朝から光回線とルーターの会社に各々電話して、一つずつ可能性をつぶしていった。結局どちらの会社も相手の状況が悪いという結論に達し、解決策が見いだせずに振り出しに戻った時。何故か繋がった。

回線会社もルーター会社も言っていることが異なり、これといった因果を解明できなかったものの、とりあえず使えるようになって本日の苦労は本日にて足れり。今日はここまでで満足することとした。

今後また同じ状態になった時に、今回の解決(何が解決したのかわからない)は再現性がなくく困ったもので、仕事であればそれでも掘り下げて防止対策ができるまで「終わった」ことにしないのだが、暑いし、被害を被るのは自分だし、ま いっか。

暫く前に、KDDIの接続不良で、個人と企業への被害が大きな問題となった。本当に、電気、下水道、電車といった旧来のインフラに加え、通信事業は生活や仕事に不可欠な社会基盤になったのだと実感。


近くの公園は今 蓮の花が満開。雨が降ったあと、撥水性が高いのか、花にも葉にも水玉がころころところがっている。

新盆のこの季節、父も四季折々の季節を撮りに、カメラで重くなったリュックを背負って公園に通っていたことを思い出す。一緒に行って、一緒に写真を撮ったら喜んでくれたのではないだろうか。

私自身は若い時は休みも休めず、趣味に時間を割く、目を転じて四季の移り変わりに目をとめるという時間すらなかった。一途に仕事をしてきたことに後悔はないけれど、もう一度その時代に戻れるならば。この蓮のように、雨の中、雨を弾き飛ばしてしまうでもなく、受け容れて、同化せず、しなやかに自分と家族の生活を守っていくことにチャレンジしていたかもしれない。

2022年7月3日日曜日

勉強会

キャリアコンサルタント実技対策

以前の勉強会の仲間の後輩から模擬試験練習の依頼がかかり参加。自分の勉強にもなるのでケースを3件作成しクライアント役を。自分の技に磨きがかかっているわけではなく、当事者でないとよくコンサルティングの進め方の良し悪しが客観的に良く見えるものだと実感。三時間の勉強会は実行 評価と休みなく行いあっという間に終了。


今日から海開きの海辺も多い。こちらは15年ほど前にいただいた長崎おくんちの手拭い。さて、梅雨も明け、夏本番である。