2022年5月15日日曜日

対面が戻りつつある

GW明けの週。

ただでさえ、休みを取り戻そうと皆が一斉に仕事を投げ合う中を、自分も急いで投げ返すか競争のような週なのに、久しぶりに海外客の来日対応あり、海外のビジネスパートナーの来社あり、出張していた関係先との懇親会あり。WEB会議ではなくリアル会議や飲み会が立て続けで、過密スケジュールと対面の刺激で疲れ果て、金曜の夜は倒れ込んで泥のように眠った。

私自身はこの3年振り返り、テレワークの有難味を痛感している。人に会うのも、会議をするのも、距離や会議室を気にすることなくすぐに設定・実行できる。特に海外の客や、複数の工場・部門にまたがっての会議でその恩恵は大きい。

一方、初対面の人がWEB会議でうちとける、相手の顔色を読めるまでになるには、対面の時よりもはるかに長い時間がかかるというのも実感だ。お互いできるだけ分かり易く説明するように気を付けるようになったし、顔出しの会議ならジェスチャーを大きくし、コミュニケーションの質を補おうとしてきて、改善できていると思う。だが、目の中に動いた何かの表情、無意識にでている身体のサインなど、それを捉えることで話を深堀りしてきた対面での打ち合わせは何と情報が多かったことかとあらためて意義も見えてきた。

入社した時の上司と食事をする機会があった。2年ぶりだろうか。年齢の差にかかわらず誰に対しても丁寧な言葉遣い、気の使い方をなさる方で、初めてお会いした時から理想の社会人像である。茶目っ気もおありで、時折目の奥がきらっとする時は何か面


白いことを思いつかれた時。指を組んで前に乗り出す時は真剣な話をなさる時。懐かしい仕草や表情に、ああ、やっぱり対面してお話しできる醍醐味がここにある、と思った。

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