2023年1月22日日曜日

大寒に

昨日今日は大寒。雪は降らないまでも身を切るような寒さ。

寒い時には・・・。散歩に行って早歩き。トックリのセーターを着こんで。飴色に煮込んだ大根をあつあつで食べるのも嬉しい。いやいや、冬は千切り大根。湯豆腐でしょう。生姜を絞り込めば香りも高く身体の中から温まる。夜になったら湯たんぽにたっぷり熱湯を入れて。寝る前にはゆっくり温めたホットミルクに少し蜂蜜とブランデーを垂らして。


大寒に 入らむと町の 空古るぶ 長谷川双魚

2023年1月15日日曜日

フランス音楽講座 マスネ 白い蝶

昨年もっていった「白い蝶」を再度もっていった。

拍感が崩れていることのご指摘を受け、弾き方や表現までは至らず。自分にがっかりしたものの、弾いていてしっくりこない、曲の理解が浅い気がしていて漠然とした自信のなさを感じていただけに、課題がクリアになってほっとした。

8分の9拍子、一般的とはいえないがマイナーな拍子とまでは言えない、でも譜面からだけではわからない、弾いてみないとわからない、不思議な音価が並んでいて、だまし絵のような曲でもある。メトロノームで練習重ねていたにもかかわらず、自分のカウントが8分の9拍子になっていなかったのだなと講座でのご指摘で納得。今は指の動きや表現というよりも、自分の中で正しい拍感で歌えるように練習中。当初考えていた「柔らかさ」メインよりも、小さい白い蝶が小刻みにひらひらと飛ぶ姿を描きたいと思いだした。

そうなると、一緒に弾く予定の「黒い蝶」は別のニュアンスで対極をなすように修正しなければ。こちらはもっと大きな黒い蝶が妖しくゆらゆらと舞う感じにしよう。

同じ2曲を練習しなおしている訳だが、昨年とはまた解釈を変えたら、どう弾いたらいいか、考えたり工夫したりするのが楽しい。正解というものがなくて、でも自分にとって腑に落ちる解釈を考え出し、自分の技量の中でどうにか実現すること。仕事も同じことがいえる訳だが、ピアノはアマチュアだからこそ思う存分自分の好きにやれるのが幸せだ。


今年はあたたかいせいか、もう紅梅が咲き始めている。春が近いと思ってはいけないのだろうが。

2023年1月3日火曜日

波もなし

昨年はいろいろあった。今年は穏やかであってほしい。このブログを読んでくださっている方々皆さまにとっても。

下旬を除けば昨年の師走は、コロナの行動制限もなくなり、業務上は必要により、プライヴェートは対面を心待ちにしてお会いできた方が多かった。人との語らいがあらためて味わい深い楽しみだった。

仕事上お世話になった技術の先輩の退職祝い。今年配属された新人や若手を誘って少人数での忘年会。業務上の関係者とのお疲れ様会。 

そしてDUOポッキーズの友人との恒例の忘年会。今年を公私ともに振り返り、来年の抱負を語らうのも楽しい。いつもは来年弾く連弾曲をあれやこれやと話し合うものだが、今回は即決。いづれこのブログでもご報告の予定。

初日さす 硯の海に 波もなし 正岡子規