週遅れになってしまった話題だが、いい詩を見つけたのでご紹介。
昨年谷川俊太郎氏が雑誌「With」に書き下ろしたものだそうだ。
自分を贈る
母の日に
花を贈るのを忘れてもいい
母の日には
あなた自身を贈ればいい
(略)
あなたが誕生した日
母はあなたに世界を贈ってくれた
この世界のどこかでずっと
母はあなたとともに生きている
(略)
妹からの花。このほかにもいろいろ生活の助けの品のプレゼント。
椎茸の煮物、インゲン焼き。身体に良い手作りの料理も。
こんなにいろいろしなくていいのに。
と母は言うが、大切に父の遺影の前に花を飾り、料理は何度も大切にしながらいただいた。母の日に。気持ちのこもった贈り物。
こんなにいろいろしなくていいのに。
でも、多分、これは母にとっての勲章。
もし受け取ってもらえたら、それは私達の勲章でもある。
感謝の気持ちが言葉や、笑みや頷きで、他の人に伝わるものであれば、母の日にかかわらず、自分自身の気持ちの一片を、母や、他の人に伝えられれば、どんなに良いだろう。
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