2021年5月16日日曜日

母の日に

週遅れになってしまった話題だが、いい詩を見つけたのでご紹介。

昨年谷川俊太郎氏が雑誌「With」に書き下ろしたものだそうだ。

自分を贈る

母の日に

花を贈るのを忘れてもいい

母の日には

あなた自身を贈ればいい

(略)

あなたが誕生した日

母はあなたに世界を贈ってくれた

この世界のどこかでずっと

母はあなたとともに生きている

(略)

妹からの花。
このほかにもいろいろ生活の助けの品のプレゼント。
椎茸の煮物、インゲン焼き。身体に良い手作りの料理も。

こんなにいろいろしなくていいのに。
と母は言うが、大切に父の遺影の前に花を飾り、料理は何度も大切にしながらいただいた。母の日に。気持ちのこもった贈り物。

こんなにいろいろしなくていいのに。
でも、多分、これは母にとっての勲章。
もし受け取ってもらえたら、それは私達の勲章でもある。

感謝の気持ちが言葉や、笑みや頷きで、他の人に伝わるものであれば、母の日にかかわらず、自分自身の気持ちの一片を、母や、他の人に伝えられれば、どんなに良いだろう。

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