Stay Home、巣篭もり、という言葉が当たり前の枕詞に使われる昨今、人と対面することが難しい状況にあっても、それでもインターネットやメディアなど、様々なNETから私達は情報を享受できている。
人に簡単に会えない時だからこそ、流れてくる様々なコンテンツに耳をそばだてたり、心惹かれたりするのかもしれない。
BSドキュメンタリーでみた、パールマンの演奏が素晴らしかった。
イツァーク ~天才バイオリニストの歩み~
名前は知っていたが、向き合って聴いたことがなかった。子供の時に小児麻痺になって下半身不随ながら、イスラエルからアメリカに渡ってバイオリンの才能を開花させたという。ドキュメンタリーの中身も興味深かったが、キーシンとのトリオ、アルゲリッチとのデュオ。アルゲリッチが「対話している」と表現したのが正に言い得ている。ソロの「シンドラーのリスト」のメロディーは、人の心を動かす音色かく在るもの、と思わせる。
また、別の番組の話となるが、「空港ピアノ」のブリスベン版を見た。何度目かの再放送。台湾人の調律師が「人に心があるように、ピアノの魂は音だ」といったような話をしていた。この人はそう思いながらそのブリスベンの空港ピアノを調律しているのだな、と思わせる弾き方で一曲弾いていた。そうか。人の心が、ピアノの魂と対話する時に、音楽が生まれるのか、と腑に落ちた。
音楽を介しての対話は、弾く人と聴衆と。そして、弾く人と音を奏でる楽器と。
今日は久しぶりに天気良し。もみじに紅い花?ガク?知識不足の私には分からない可愛らしい生き物がてんてんと。
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