ローズゼラニウムに続き、紅いゼラニウムが咲いている。次々と。風が吹くと鮮やかなスカーレットがはらはらとベランダに散る。
オリーブがベランダに戻ってきた時、次に欲しいのは紅いゼラニウムと決めていた。南欧の庭によく飾ってあって、それだけで窓辺が華やいでみえる。欧米では厄除け、魔除けの意味も。
もうひとつ理由が。フランスのリトグラファー、カシニョールの作品の中で「緑のブレスレット」が好きだ。背景の燃えるような紅い花は、私のイメージではゼラニウムなのである。我が家のゼラニウムをよくよくみると葉の形が違うような気がしてきが・・・。煙るような眼差しのこんな美女に目の前に座られたら、背景のスカーレットなゼラニウムも色褪せて見えようものだが、女性も花も一心同体のように共に活き活きとしてくるから不思議だ。ゼラニウムの花言葉は「慰め」「君ありて幸せ」。
カシニョール作 「緑のブレスレット」 無断転載させていただいています。
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