2018年5月15日火曜日

オリーブの花 知恵と勝利と平和のシンボル

母の空中庭園の原点と言えるオリーブ。

マンションが大規模修繕で半年以上ベランダの木々を1Fの玄関前に置いておかなくなった時、それまで丹精込めて育てた植物を全て手放した。その中でこのオリーブだけはどうしても離せず1Fの共有保管場所で育てた。漸く各室に戻せるようになり母の空中庭園に今また戻ってきた。今は白い小さな花を咲かせている。



モクセイ科・オリーブ属、別名オリバ、オレイフ。阿利襪橄欖(かんらん)の字が当てられることもあるが別の植物とのこと。花言葉は「知恵」「勝利」。ギリシャ神話が由来で、エーゲ海沿岸の町を海神ポセイドンと女神アテネが争い、全知全能の神ポセイドンが「最も人に役立つ贈り物をした方が治める」と言い渡した。ポセイドンは戦いの勝利に資する「馬」を、アテネが薬効ある「オリーブ」を植え、人々はアテネの贈り物を喜んだとのエピソード。

この他「平和」の象徴ともいわれ国連の花ともなっている。こちらは旧約聖書の「ノアの方舟」に由来する。神々が人間に与えた大洪水の罰に、唯一信心深いと助けられたノアと動物が方舟に避難。ノアが地上の状況を調べるために放った鳩がオリーブを持ち帰ったことで洪水の終わりの知らせを知ったという話。



藤城清治のノアの方舟より。鳩が運ぶオリーブが描かれている。

我が家の空中庭園にも知恵と平和が花咲きますように。


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