各地 荒れた三連休だった。
少ないものの国内客の工場に台風の被害がないか、大雨の中国や地震の台湾で客先に影響がないかヒアリングしてもらったり、九州の親戚の状況を確認したりであっという間にもう最終日。
東京はハリケーンのような横殴りの雨かと思えば、狐の嫁入りのようなお天気雨だったり落ち着かない。こんな日はと網戸の掃除をするしかない。マンションはベランダ掃除にも下の階の人に気を遣うが、これだけの雨なら少々の網戸の水の跳ね返りも気が付かないのではと。
気張ってやり始めていると、久しぶりに友人からLINEが。「今 NHKFMでウィリアム・カペルの演奏やってます。」急いでつけると耳に飛び込んできた。彼女のチャットが続き、同時代に同じく夭逝したリパッティも思いだしながら、お互い朝から良い演奏を楽しんだ。
網戸掃除も漸く終わり。身体も動けなくなるくらい汗もかき、暫し休憩。いただいたKapellのソナタ集をかけてみる。一枚ずつ聴いていくのが楽しみで今回は二枚目。ショパンの3番、2番、途中にワルツやノクターンがはさまって音楽会のような構成だ。そのあとはメンデルスゾーン「羊飼いの嘆き」、シューマン「ロマンス」、モーツアルトのソナタ16番。ショパンのソナタもいいが、小品がいい。「自分の弾き方」を聴衆に喧伝するピアニストが多い中、内省的で押し付けない弾き方は耳にすっと入ってくる。
いい音楽を聴き、それを友とも分かち合えるとは幸せなことだ。
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