コロナで試験が実施されるか不透明だったが3月に実施され、4月に発表された。結果は、学科 合格、実技 不合格だった。
明暗を分けたものは?
10-12月の講座出席で翌年3月の最短のタイミングでの試験。1月に模擬試験を受けて、1月末に結果がでて、講座はコンサルティングの為に大切な基礎を教えてくれたが、受験対策用の勉強は全くできていないことに気がついた。それから3/8の試験まで5-6週間、これが受験用に割いた時間。時間不足が一つの要因だろう。
だが、学科は受かり、実技は不合格。
学科試験についてはこの短期間のうち7割程度の時間を費やし、受験対策に特化し、参考書は一冊だけ、あとはネットにのっていた過去問を3回分やっただけ。集中が奏功したと思う。因みに、使用した参考書は、「1日1問キャリコンドリル」一般社団法人 1級キャリアコンサルテイング技能士の会。ネット解説は「みんなで合格(みん合)」で有名なこちら。https://www.career-consultant.info/
この解説サイトの分析、丁寧な過去問解説には本当に助けていただいた。有難うございました。
一方、実技は、150点中であと3点というポジション。たかが3点、されど3点。少ない時間の中で更に割いた時間が少なかったということが敗因だが、それだけではなかったと思う。国家資格ということ、コンサルティングという精神面を扱う「実技試験」には何が必要かということをもっと考えるべきだったのだろう。実際のコンサルティングで有効かどうかが採点対象ではなく、国が現場に出ても良いという許可なのであるから、慎重に、ガイドラインに沿ったやり方、型があり、それに対する許容範囲が決められていて、その中でやりとりしなければならない。この試験自体は例えば60分のカウンセリングのうちの冒頭15分が対象なので、信頼構築+展開までが試験対象であり、目的である問題解決はその先の話で対象にならない。その範囲内について「わかっている」「私はできる」というサインを試験官に示さなければならないのだろう。
私自身の短工期作戦は、時間と自信がなかったことから、とにかくロールプレイの回数を多くしようと、講座の人達との勉強会、最後に技能士の人達との勉強会、妹に相手になってもらってのロールプレイを数回やった。それでも回数も少なく、スムーズに言葉がでなかった。そして今にして思えば決定的に選択を誤ったのは、技能士の人達との勉強会の出席で、信頼構築+展開の次の問題解決に主眼があり、手がかりを引き出す為の質疑も行った。第一段階の部分がおぼつかないうちに次の段階に手を出した為、それぞれの段階でやるべきことを咀嚼せずに混同してしまった部分があったと思う。試験の際に、クライアント役の人の目に?という表情を読み取ったことが2度程あった。
結果がでて、講座のメンバーとSNSで報告しあったところ、合格の喜びの声も、今回は学科しか受けなかったという人も、不合格をものともせず不屈なリベンジ宣言者も。おいおいまた皆で勉強会しよう、ということにしたが、合格者からは「試験に受かることを目的の実技勉強をすべき、その場合は勉強会だけではなく、試験用の採点をするプロの視点を理解するために、個人レッスンがお勧め」とのアドヴァイス。実技はやはり、採点の判断の仕方、即ち採点者が「肝」と判断する内容の理解が大切なのだろう。
リベンジは次7月の試験でと思っていたが、コロナで未実施に。学科は受かったので、次は実技試験のみ。年末の試験に向けて地道にコンサルティング自体の勉強も続け、今度は試験対策をしようと思う。なかなか実技に関する独習は、個人レッスンの広告が主体で、本当の自習はネットでも探したが見つからない。自分でいろいろ工夫してやってみるつもり。受験生は人事畑の人が多い中で、普段業務上は使わない営業の人間が、独学で実技練習どうやるか。上手くいったらご報告したいもの。
今日の写真。家の近くのビルの一角で見つけた。高い所に咲いていて見上げると空から降ってくるように見えた。木蓮?
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