今週は通勤時間+αで学科試験用の本を一冊読んでしまおうと思っていたが、数十頁しか進まず。夜読めば数行で眠りに落ちてしまう・・・。
テキストにあるように学派別、年代別、ではなく。今回もあちらこちら、こちとらの興味の湧いたところで寄り道といったキャリアコンサルティング理論 御紹介の「つづき」。
ブリッジスの「トランジション(移行)」。これまた、さらっと読むと、さらっと読めて、当たり前じゃない、で終わって頭に残らないこと甚だしい(私だけかも)。こういう勉強の仕方、本当はダメなのだが、つい試験対策で過去問だけでもやろうというお粗末な状態の為、こういうさらっ さらっという悪いパターンです。
ブリッジズは、トランジションは古い状況から抜け出し、過渡期の混乱を経験し、そこから新しい状況へふたたび前進し始めるプロセスであると考え、終焉、中立圏、開始 という3つの様相を示す、との解説。(一日一問キャリコンドリル p.26)
これが理論?と思われるかもしれない。しかも、まじめに考えてみると、私達は何事も、始まり、途中、終わり、というプロセスでとらえていませんか?音楽だってそう。仕事だってそうだし、番組だって、映画だって、そう。それなのにこの「理論」は順番が逆なことを言っている。
だが。
前回記載の「転機」もそうだが、「転機」を「転機」と認識できるには、何かが終わって喪失感や達成感があって。喪失感を埋めるために何かを欲し。或いは達成感を経て次へチャレンジする意欲が生まれて、初めて「転機」と感じとれるのではないか。
「終わり」は実は感じるのは難しいのでは?
音楽の曲や番組、映画、であれば、形式的に始まりと終わりも分かる。
だが、明確な形式上の終わりがなく、日々連続している生活の中では、何かが終わっていても意外と気付いていない。終わりに向かっていることは更に意識を集中していないと感じとれないことが多いのでは?
「トランジション」は、だから、(終わりが)始まっていることに気付かない人が多く(自分も)、そういう時期にあると理解するだけで自分の立ち位置を客観的に眺めることができるのかもしれない。となると、話のはじめのように、クライアントがそういう時期にいるのから悩んでいるのだろうかと考えてみる視点をこの理論は提供してくれているのだろう。
これはキャリアコンサルティング理論だが、人付き合いに置き換えると、結構怖い理論だが・・・。
我が家のユーカリ。本物と、壁に映った影と。どちらが本物で、どちらが影か。どちらがはじまりで、どちらか終わりか。世の中には考え方次第でいろいろな捉え方があるのだなあ、とあらためて世界が広がる感。
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