2019年2月11日月曜日

ラモー ミューズの語らい 雪の日

この日曜はフランス音楽講座。前日にピアノの先生にみていただき、一旦装飾音を外して曲の流れをやフレーズを確認していった。先生には申し訳ないが、コンクールの曲以外はフランス音楽講座の2-3週間前に決めて急ぎ練習し、音楽講座の前日にもっていって、その場で見ていただくので、先生は全く曲の知識がない中で指導せざるを得ない。だが、先生は装飾音などは確認済みのものとして任せ、フレージングをメインにチェックしてくださる。三声、四声になった時の弾き分け、音の範囲の広がりから感情の高まりを読み取る術など、バロック、近代曲など時代にかかわらず普遍的なアドヴァイスをいただく。読みこんだつもりの楽譜がまだまだ多くのことを語ってくれることを教えられる。こういう語らいがとても楽しい。

今回は、フランス音楽講座にもっていったのは、ラモーの「ミューズの語らい」。ラモーの解説と首っ引きで調べたつもりの装飾音だが、スラーから入るものは間違った弾き方をしてしまった。八文音符の鎌足はまだ感じがつかめず使わなかったら指摘いただいた。バロックは今と弾き方がかなり違うし、楽器自体、チェンバロとピアノとでは異なる。難しい。だが、それでも長く弾き継がれているのには訳がある。バッハを聴くと心が落ち着くのと同じように、この曲も弾いていると心が凪いでいく。

日曜は天気が良かったが、土曜、今日祝日と雪が降った。寒かったが、子供の時、雪が降ったら外に飛び出していって雪に触れたのを思い出した。


あすしらぬ こともをかしや 雪つもる    飯田蛇笏

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