2018年11月11日日曜日

ドビュッシー アラベスク1番 薄紅色のトルコ桔梗

今日は1ヶ月に1度のフランス音楽講座。ドビュッシーのアラベスク第1番を弾いた。私のこの曲のイメージは、薄紅色のトルコ桔梗。



だったが、もう一度自分のイメージを忘れ、アラベスクというタイトルからドビュッシーはどういう発想なのか考えてみようと思った。

アラブ風。唐草模様の絡まる複雑な美しい模様。もしそちらが彼が想いうかべたものであったら。豪奢な金、銀、ボルドーの赤、深緑の360度の円、90度に円弧を描く蔓草。そうしたら全く違う弾き方の方がいい。きっちりした3連符のメロティーが緩やかな弧を描く8分音符のアルペジオに絡まる。そう弾けたら。一歩間違えるとハノンのようになるけれど、もし一歩進められれば。タイルに描いたエキゾチックな美しい模様のように、違う世界に誘うことができるだろうか。

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