2024年12月31日火曜日

ミニセロリの束

大晦日。

11月にプレ大掃除を妹が手伝ってくれたが、台所などの水回りなどやはり年末の本番掃除は避けては通れない。台所を磨けば、洗面所ももう一度やらざるを得ないでしょう。ベランダも水洗いは省略しても箒掛けはしておこう。窓拭きは今回はカット。でもカーテンは洗っておかないと・・・。やり始めると止まらない。それでもどうにか玄関までいきつく。部屋は少し明るくなった、かわりに自分自身はよれよれだ。

こんなにもやることが一杯で、やればやったでまたやることが出てくる。そんな年の瀬にただ安いからという理由で、ミニセロリの大きな束を買ってしまった(疲れすぎて正常な判断力が無くなっていたに違いない)。

いや、安いからという理由は決め手になっただけで、本当はその緑の強さに魅了されたのかもしれない(と後付けで恰好良い理由を自分に向かってつけてみる)。

とはいえ、美しい緑の生命力に惹きつけられても、実際に買って帰ると、やはりそのままにしている訳にはいきません。この鮮やかな色が落ちないうちに何とかしなければ。

お酢につける。筋をとって塩もみする。スティックサラダへ。糠漬けにもする。カレーに入れて煮込む。繊維と垂直に切っておかかと醤油和え。葉は豚肉と胡麻油でさっと炒め中華風。細い茎は次の煮込みの香づけに冷凍。最後に残った何本かはそのまま頬張ってカリカリと。口中に香草のフレッシュな苦みと香りが一杯に。

生命力を取り込もう!セロリのように強く元気になれますように。


2024年12月27日金曜日

お疲れ様でした!

とデュオ・ポキーズの友人と毎年ゆっくり忘年会を楽しむ。

なんとなく、お誘いし、誘っていただき、数年続いている。この柔らかな繋がりがとても有難い。

勿論音楽の話だけでも語り足りないし、一緒に均等法時代を駆け抜けてきた同志という思いもあり、仕事の話、プライヴェートとの両立など、苦しみもがいてきた経験も分かち合える。

今年は彼女は研究が認められ、最短とはいえこの5年間の集大成として博士号も取得、その上、今までの仕事に加えてヘッドハンティングされて新たな仕事へのチャレンジも始められた。私は大きな環境変化はなかったが、職務は増え、きつい一年だった。

連想ゲームのように、一つの話題からあちこちに花が咲き。お互いの地元で彼女お薦めの10席しかない小さなフレンチで、美味しい料理の一皿ずつに感嘆せずにはいられない。前半は白ワイン。彼女のチョイスで「甲州」という名の勝沼産のキリリとした逸品と。

一年一生懸命働いたあとは、「お疲れ様でした!」とお互いに健闘を讃え合う。こんな時間があるからまた来年も頑張れるのでしょう。


出張土産いただきました。柑橘類の香りが気持ちを落ち着かせるアロマオイルと、可愛らしい小箱のセイロン紅茶。ゆっくり休みなさいというメッセージをいただいた気がする。

2024年12月24日火曜日

教会の手作り焼菓子

サンタならぬ、高校時代の友人、白百合の君からのプレゼント。

郵便パックを開けると、優しい絵のカード。私達家族の健康を気に懸け、祈りの言葉が綴られている。続けて教会手作りの焼菓子が。安心院トラピストや長崎レデンプトリスチンと記されている。

仕事では今日も朝から会議続き。客とのWEB会議では、良い休暇を、メリー・クリスマス!と言いつつ、自分自身は家族と話しをする余裕もなく。

クリスマス・イヴのこの夜。特にご馳走は用意していないけれど、友の心遣いに感謝し、ほろほろと優しい焼菓子、家族でいただきます。


2024年12月22日日曜日

クリスマスのプレゼント

イギリスのビジネスパートナーから のプレゼント。

お母様と召し上がって下さいと。ケンブリッジに工場があるHotel Chocolatのチョコレート。黒い箱に銀色の雪の結晶が、物静かで美しい。毎日1つずつ新しい窓を開けて、クリスマスに因んだ型でつくられた小さな作品をいただいている。

キリスト教徒でもないのにクリスマスを祝う必要性はないと思っていた時期もあったが、教会学校に通っていた幼稚園・小学校、プロテスタントの学校で学んだ中高・大学と、毎年宗教とは何だろうと考える機会でもあった。

宗教的な意味合いは横に置いて、クリスマスは家族の時間でもあった。甘いもの好きな父が、大手を振ってTOPSのチョコレートを片腕に、もう片腕には家族へのプレゼントと共に帰宅した。子供は子供なりに「肩もみ100回券」や、手書きのカードを書いて渡したり。毎年の行事だから特に深く考えずにイベントとして楽しんでいたが、今振り返るととても懐かしい。母が作る料理やお菓子のバターの香り。父の帰りを待つわくわく感。モノはいつかなくなるが、思い出は、なお活き活きと蘇る。


クリスマスが、幸せな思いを呼び起こし、自分の中に人を思いやる気持ちをいつもより多く思い出させますように。そうすれば今年も数多く起こっている、国の、文化の、宗教の、個人間の紛争も少しずつ収束に向かいますように。

2024年12月21日土曜日

メサイア

ヘンデル作曲のこの大曲のコンサートへ。

高校時代の友人が合唱するということで、杉並公会堂大ホールに聴きに行った。年末は第九だ、ハレルヤだ、と定番化しているようにも思えるが、きちんと聴いたことがなかった。

彼女と一緒に通った高校時代、ミッションスクールだったこともあり、年末は中・高校生全員で「メサイア」の中の一曲、「ハレルヤ」を合唱した。6年間歌い続けると、これがないと年を越す気分にならなかったものだ。

彼女にお誘いいただいて、急いで全曲聴いて予習を。壮大な曲だが、旋律しか聴いていなかった。コンサートでは歌詞の対訳もついていたので、そのメロディで何を訴えていたのか分かり、理解しながら聴くことができた。

客先とのWEB会議が入っていて、泣く泣く途中退出したものの、普段聴くことのない大曲をじっくり味わう機会は、年の瀬の忙しい時期、何よりの贈り物であった。


2024年12月15日日曜日

宮崎

多分、今年最後の出張。宮崎行ってきました。

東京に比べると昼間は暖かく、空港から見えるヤシの木々は南国の風景だ。ブーゲンビリアの花も飾られていて、一瞬、ロサンジェルスやタイに降り立った気分になる。

それから列車で海岸沿いを走ると、南の異国から、日本の優しい緑と青い海が視野に。落ち着いた美しい景色が車窓から見えて旅情をそそる。いつかプライヴェートできてみたい。


2024年12月1日日曜日

秋のコンサート 2024年

11月最後の日、DUOポッキーズの友人にコンサート誘っていただいた。

彼女が職場の方と創設して今年で20年。皆、仕事の合間に音楽の楽しみを広める会を続けられてきた訳だ。毎年続けてきた努力の尊さと、それを楽しみに通ってこられた聴衆の交流に思いを馳せる。私はこの数年、友人との連弾のために参加させていただいてその一端に触れている訳だが、多彩・多才な演奏者と共に、楽しみにされて毎年いらしているコアな聴衆がいらっしゃることもこの会の特徴だ。

コンサート会場の汐留ホール。新橋のオフイス街に美しい黄葉が。ホールに入る前から煌めく季節の美しさに目が奪われた人も多かったのでは。