街中の紅葉を愛でながら、日仏文化協会汐留ホールへ。
DUOポッキーズの友人に誘っていただき「週末のソロイスツ」という音楽愛好家のコンサートに参加させていただいてきた。彼女がもと職場で立ち上げた音楽コンサート活動の一つで、もう長く続いている。一回切りのイベントではなく、継続には訳がある。立ち上げた彼女の情熱と、職場に音楽好きな仲間が数多くいることと、その音楽を聴きたいという聴衆が集まっているということだ。
可愛らしい女の子が舞台に現れたや否やいきなりヴァイオリン演奏(エルガー「愛の挨拶」)。その次は、また想定を大きく裏切りハープの独奏、合奏へ。そしてこれまた本邦初演?のツェルニー作曲のピアノ超絶技巧版ホルントリオと続く。聴衆はこの一幕から度肝を抜かれたことだろう。
ピアノはスタインウェイ。スタジオはピアノの大きさにあわせて丁度良い大きさ。むき出しの今風の梁にコンクリートの床。モダンな雰囲気。様々な楽器の合奏もあり、ピアノが壁に近く置かれ、反響が気になるかと思ったがそれほどでもなく、良いホールだ。
私はひとつ覚えで、二幕目にプーランクのノヴェレッテ2番とフォーレのノクターン2番を弾かせていただいた。友人は美しい着物をヴェトナム旅行中にスレンダーなラインで作ってもらったという一点もののドレスで登場。日本の作曲家 信時潔の曲を演奏。演奏も服装も日本の作曲家へのオマージュが溢れ感銘深かった。
最後は二人で中田喜直の「日本の四季」から、秋の曲も加えてフィナーレ。弾くのも聴くのも楽しいコンサートだった。
ホール前の紅葉・黄葉。