そんな時に高校時代の友人から声をかけてもらって、二人で会社帰りにチョイと一杯。コロナ前は結構そうやって東京駅で待ち合わせておしゃべりすることもあったのだが、そういえばコロナで懇親の場の持ち方も随分変わった。
駅をでてすぐの赤い木枠がお洒落なビストロで。いろいろ話をしているうちに、今 行きたい処ってどこだろう?という話に。彼女をみていると、よく地方に出張に行ってはその地域の特産をお土産に買ってきてもらったことを思い出した。そう。たとえば長崎ではド・ロ神父が外海地区で製麺技術を指導したことを話しながら「ド・ロ様そうめん」を渡してくれたこともあった。
長崎の外海地区に行ってみたい。今までに二度訪問したことがあるが、どちらの時も雨に降られ、一度も晴れた時の海をみたことがない。学生時代に読んだ遠藤周作の「女の一生」と荒天が重なって、記憶の海はいつも灰色で激しい様相だ。いつか、冬 人が少ない時期に、ゆっくりと青く煌めく外海を見に行きたいものだ。
数年前にリフレッシュ休暇で行った時の長崎(早雲山の方からの眺め)。
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