GW恒例の連弾練習。今年も実行。
中田喜直の「日本の四季」から二曲をまた練習。季節も汗ばむ陽気で、春と夏に因んだ二曲だが、もう気分は夏である。
「さわやかな夏とむし暑い夏と」は上手く弾ければ劇的な効果があるものの、最後のフィナーレの「雨から台風に」が特に難しい。プリモが7連符、セカンドが6連符と音価もあわないし、各々が不協和音。現代音楽らしい「心地よくない」楽譜だ。下手をするとただ単に「合っていない」と思われてしまう。ここを地道にメトロノームにかけて何十回も練習した。「どうやっても合わない」楽譜どおりに弾けるようになってからメトロノームを外してお互いの音を聞き合って拍子感を合わせる。そうすると「合う」のだ。楽譜どおり「合わない音の連なり」になるのだ。そうすると数段曲の効果があがってこれらの不協和音がドラマティックに盛り上がり、最後プリモが一人で弾く三小節が嵐の去った静けさを印象付けられることに。恒例のスポコン練習はお互いにノリノリで終わった。
終わった後は楽しみのプチ打ち上げ。良い季節だからと彼女の家のルーフバルコニーで暮れなずむ空の下、おしゃべりとスパークリングワインを楽しんだ。手を伸ばせば背の高いユーカリの木に触れる。風にさやさやと葉が鳴るのを聴きながら暗くなるまで話の赴くまま談笑。
母にとお土産にいただいた花束。数年前に彼女にいただいて我が家に根付いたローズゼラニウムと共に。
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