先週は一部の都府県から全国に拡大して緊急事態宣言がでた為、今迄通常勤務だった会社の各工場も急にテレワークに入り、様々な手続きや対応に時間がかかるようになった。工場の現場は休めないものの、品質管理や生産工程を見ている人達はテレワークの対象に。従来工場関係者はテレワークする業務設計をしてきていないことから、突然様々な運用ルールを決めなければいけない。固定的な取り決めの多い各種システムに関わる部分は柔軟な対応に限界もあって、一つ取り決めを決めても幾つもの「また」がでてくる。
といった不便さは多々あるが、勤務形態の多様性は本来選択肢としてあった方が良い。日本は遅れていたので、ここはこの機会を肯定的に捉えて、早く使いこなしたいもの。
プライヴェートで参加している月1回のフランス音楽講座、先週、動画で有志の講習があった。講座敢行予定であったが昨今の状況を踏まえ急遽動画方式に変更され、短工期で仕切られた先生の進取の気性に頭が下がる。常の講座と比べるとライブ感はやや薄れるものの、丁寧な解説、なにより先生が弾いてみられる時間がいつもより長めなのが嬉しい。。受講生、先生ともに、演奏される手もよく見えて、非常に恵まれた機会となった。これも、逆境を「工夫」で逆手にとった例。
デュオ・ポッキーズの友人は動画参加され、先生にしっかり指導を受け。私達にも公開してもらったので、ドビュッシーの「水の反映」を堪能させていただいた。
水面に波紋が広がり、それがだんだん収まっていく様が目に浮かぶような演奏。
円形や放物線を精密に描く噴水型の西洋の水と異なり、この枝垂れ桜のように、しなやかに、柔らかに、自ずと形が現れ消える。そんな演奏はドビュッシーに相応しい。
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