2019年8月30日金曜日

夏休み

今日は夏休み。とうとう一日もぎとった。

何もしない日にしようと思い、計画もたてなかった。仕事も、勉強も、趣味もなし。そんな贅沢な一日。

とはいえ、結局朝からホボテレワーク状態。

それでもやっぱり嬉しい夏休み。

この夏のピアノコンクールの日々を振り返り、練習時間がやはりどうしても足りないこと反省。曲は二年かけてつくるべし。人より練習時間が少ないなら期間を多く取らざるを得ない。そして公私のオン/オフを、形だけではなく、心を本当に切り替えて、ピアノを弾く時には仕事を完全にシャットアウトする。音楽に集中し、音楽のことのみ考える。それが音楽を楽しみ敬う為の、最低限のルールだと自省。


妹からのプレゼント。ご褒美と思っていいのかなと愛でる。

2019年8月12日月曜日

精霊がたずねてくる夜に

この暑さなのに、「お盆」は秋の季語だという。立秋も過ぎ、暦の上では秋というが、実態感が伴わないことこの上ない。

盂蘭盆の 出わびて仰ぐ 雲や星 飯田蛇笏

今晩は雲や星、そして月がくっきりと見え、この句がふさわしい。家族の精霊が訪ねてきやすいように明るい夜だ。


叔母が創ってくれた陶器の水差しに薄紅の小花と木苺の葉を添えて。帰ってきてねと開く天空への窓。


2019年8月5日月曜日

中野坂上 ベーゼンドルファー ピアノの音

中野坂上のハーモニーホールでベーゼンドルファーを弾く機会に恵まれた。

ただ、自分が想像したよりも大きな音で響いたのに驚き、はじめの一音で緊張してしまった。即興で新しい楽器、新しいホールに楽しむこと、ができるほど心の余裕がなかったのだろう。

コンクールや音楽会は、普段仕事が殆どの生活の時間を占めている世界と、完全に異なる世界。どちらも自分にとって現実で、どちらも違う意味で自分にとっては大切だ。コンクールはアマチュア向けで、それによって収入が変わるわけではない。しかも趣味の領域だ。何があっても別に世界が変わるわけではない、はず。だが、実際には個人の世界では大切な部分なので、いろいろと考えたり感じるところがある。

その試行錯誤が楽しいから、続けている。自分自身でのトライ&エラー、先生やまわりの人との話し合い。家族からのシンプルにして厳しいひと刺しも・・・。それも、弾いて、自分としては頑張ってやってみているから、反応を求められるのだと思う。


ピアノは家族からの贈り物。宝物だ。