中野坂上のハーモニーホールでベーゼンドルファーを弾く機会に恵まれた。
ただ、自分が想像したよりも大きな音で響いたのに驚き、はじめの一音で緊張してしまった。即興で新しい楽器、新しいホールに楽しむこと、ができるほど心の余裕がなかったのだろう。
コンクールや音楽会は、普段仕事が殆どの生活の時間を占めている世界と、完全に異なる世界。どちらも自分にとって現実で、どちらも違う意味で自分にとっては大切だ。コンクールはアマチュア向けで、それによって収入が変わるわけではない。しかも趣味の領域だ。何があっても別に世界が変わるわけではない、はず。だが、実際には個人の世界では大切な部分なので、いろいろと考えたり感じるところがある。
その試行錯誤が楽しいから、続けている。自分自身でのトライ&エラー、先生やまわりの人との話し合い。家族からのシンプルにして厳しいひと刺しも・・・。それも、弾いて、自分としては頑張ってやってみているから、反応を求められるのだと思う。
ピアノは家族からの贈り物。宝物だ。
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