8月ももうあと僅か。電車で何の気なしに車内吊をみていると、夏休みとなると子供の宿題用にいろいろなイベントがPRされていた。これも一種の夏の風物詩。
夏休みの宿題。好きな人はあまりいまい。対応は、多分大別して、1)最初にやる 2)最後にやる 3)適宜やる 4)やらない、に分かれよう。4)やらないで許されることはあまりないので1)~3)が現実解。この1)~3)、日頃の性格が如実にでると思う。私は1)だった。嫌いなものは先に食べる、と同じ論理である。そして何等かの理由で最初にできないと今度は最後までやらず、いきなり2)となる。夏休みの最終日まで借金を抱えた気分で、登校前夜にやる羽目になる。
朝顔の観察日記ですら初日完了。日付を毎日ふり、一週間ごとに想像で開花・枯れさせた絵を描き、各週ごと平準化した成長記録を適当に書くと、あとはその間を埋めていく。天気だけは最後の日に自分が覚えている日の天気を書き、あとは適当。それでも何も言われなかったので、先生は見ていないのだろうと勝手に納得していた。
その宿題から云十年。今年は母がプチトマトの苗を3本育てたので、朝顔の日記ならぬ、トマトの観察が日課となった。私達の計画(妄想)では毎日たわわにトマトが数十個は生り、昼に夜に食卓を賑わすはずだった。が、この「麗夏」はその名の通り立派な美しいトマトに育つのだが1週間で1個位だった。眺めに眺め、待ちに待ち、漸く採取し、お供えとし、最後に個を分け合っていただいた。青臭い、野菜らしい香りがした。昔ながらのトマトの味だった。
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