昨年お邪魔した時に、暑い中疲れたでしょう、と出していただいたのが、ローズゼラニウムのお茶とミントの香りのするお手拭。洒落た心遣いが強く印象に残った。このベランダで再会したのがそのローズゼラニウム。お願いして一枝分けていただいた。今は、我が家の母の空中庭園の一角に。
ローズゼラニウムは17世紀後半に南アフリカからヨーロッパに渡り、その葉にバラのような香りがすることからこの名がつけられたという。繊毛がありやわやわとした見た目であるが、実は寒暖や乾燥に強いらしい。イギリスでは女性がドレスにこの香りをうつして楽しんだという(NHKテキストから)。香りがよいことから精油は「ゼラニウム油」と呼ばれ、また蚊など虫よけにもなることから蚊嫌草との別名も。見た目は繊細で、でも実は生命力が強く、人を薔薇の良い香りで魅了しながら、蚊は寄せ付けない。両極端な特徴を内包した魅力的な存在。花言葉は「選択」「恋煩い」。
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