一月らしい澄み切った空と寒気の晴天の日。
紀尾井ホールで華やかなニューイヤー・コンサートを聴きにいった。以前の会社の同僚が関係者で、とても楽しいよ、と言っていたので。
指揮・ヴァイオリンはライナ・ホーネック。演奏は紀尾井ホール室内管弦楽団。
プログラム前半は端正なモーツァルト。フィガロの結婚の序曲に始まり、ヴァイオリン協奏曲第5番。まだ、少し演奏が硬い印象を受けたが、弦楽の美しい響きは堪能できた。
後半は一転してウィーン音楽の中でも、ワルツ、ポルカ。身体が知らずに反応してしまう、グルーヴ感が。ヨハン・シュトラウス2世の曲はよく聴くとして、弟のヨーゼフ・シュトラウスの曲の楽しいこと。「おしゃべりなかわいい口」では絶え間なくおしゃべりが聞こえるようだし、最終曲の「ジョッキー・ポルカ」は騎士が馬に鞭打ち疾走しているのが体感できるような音楽効果の工夫も。指揮も楽団も曲が進むに連れてヴォルテージがあがる。ワルツ、ポルカ。その時代のディスコみたいなものだ。
(写真は紀尾井ホールHPより)
0 件のコメント:
コメントを投稿