またWEB飲み会しよう!と言いつつ、一か月超体調を崩していたので、友人からのお誘いにも一二行の返信をするのがやっとだった。すると程なく彼女から手紙が。ローランサンの美しい切手が貼られた封筒を開けると、フランスの宮廷画家ルドゥーテの美術展のちらしと美しい薔薇の絵葉書が一枚。時空を超えたお花見のおすそ分けと。
何か言う訳でもないのに見舞いの気持ち感じられ、心嬉しく、枕元に置き眺めた。仕事をしては横になることが多い一か月だったが、生命力のおすそ分けをいただき、ようよう治癒したような気がする。
恥ずかしながらこの宮廷画家の名前もしらず、しげしげと見ると、茎や葉に生えた細かな棘さえ柔らかに見えて実は痛そうで、リアリティに驚かされた。マリー・アントワネットやナポレン皇妃ジョセフィーヌの知遇を得て、植物図譜を描いたという。有名な音楽家の人生と重ねれば、モーツアルトの3つ下、ブラームス幼少の頃にまでかかる感じか。宮廷音楽も華やかなりし頃に描かれた職人気質の高度な技の芸術品。
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