2018年8月12日日曜日

上か下か? ヒペリカム

お盆直前の金曜日。多分職場は、休みに早めに入る人が多いか、休み前に自分の宿題をためないように振りまくり最後の戦いの時か、いづれかだろう。ブーメランのように返ってくる仕事を振り切って、デュオ・ポッキーズ 連弾仲間とのお疲れ様会に駆け込んだ。

コンクールが終わった今がお互いに次の曲目を選び練習はじめるまでの、贅沢な迷いの時だ。弾きたいと思っても手が届かない憧れの曲、他の人が弾いて素敵だった曲を思い浮かべ、音楽談義にもいつも以上に花が咲く。

その友人に先週いただいた花束。このヒペリカムもいただいたが花瓶に入らず、別にして飾っている。学名はHypericum、オトギリソウ科。ギリシャ語でhyper(上に)+eikon(像)が語源という説と、hypo(下に)+erice(草むら)という説とがある。まるで逆な説というのも面白い。前者の説としては、聖ヨハネ祭の前夜、世界中から魔女達がブロッケン山に集まり宴会をしている間、十字架の上にこの花(像の上)に置いておくと魔除けになるという。8月の誕生花でもあり、花言葉は「きらめき」。

煌めく音を一音でも多く紡ぎだすことができるようになりたい。また練習を始めよう。そんな元気を見る者に授けてくれる、生きる力が凝縮したような紅い実。




0 件のコメント:

コメントを投稿