酷暑の夏の出張だから、さりげなく上海以南ははずして。一路北方へ。
流石に彼の地は快適でした。32度あったけれどもからっとして、頭も働く気がする。
とはいうものの、飛行機着陸する前に上から眺めて驚いた。大連におりたつのは多分10年ぶり位か。高層建物が増えている。以前は港まで見晴らしがよく、港街の雰囲気漂う独特な情緒が魅力に思っていたが、発展ぶりが目立ち少し寂しい気も。
「僕は、大連の街角で、アカシアの花が咲き乱れるのを見た。」から始まる詩人でもある清岡卓行の「アカシアの大連」。学生時代に読んだことを思い出した。この文章が一気に読者を「僕」の視点に引き込む。いつかこの本を読み返した後に、仕事ではなく、個人的に大連を訪問したい。