前回アシュケナージについて書いた。次はB?と思うとBで始まるピアニストは結構いる。アシュケナージと同様に指揮者でも大成した人ならバレンボイム?
この人のショパンのバラード1番、印象強い。自分が怖いもの知らずに1番を弾いたことがあるが、その時幾つかのピアニストの演奏を聴いた中の一人。硬派で自分の確固とした曲への想いがあり好きな演奏だった。が、テンポも速く、まあ、私が取り入れられる部分は殆どなく、憧れのみ残った。
青柳いづみこ氏の「アンリ・バルダ 神秘のピアニスト」という本。何度も読んだ。私にとって憧れという言葉でしか言い表せない「天井人」を、友人として、ピアニストとして、作家として、人間バルダとして表現している。
今、ラヴェルの「水の戯れ」を練習している中、「その日の圧巻は、ラヴェル「鏡」のレッスンだった。・・・夜蛾そのものの描写ではなく、それを眺める詩人や作曲家の同情心が滲み出ている、というのがバルダの解釈だ。」はラヴェルへのアプローチの参考、という平板な言葉ではなく、好奇心を搔き立てられる。ライヴ、行ってみたかった・・・。
今日は久しぶりの晴れ。春らしい陽射に、冷たい空気。ピアノレッスンに行こうと家を出た途端、クロッカスと目があった。crocus(「糸」のギリシャ後)、vernus(春咲きの)が学名。
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