拍感が崩れていることのご指摘を受け、弾き方や表現までは至らず。自分にがっかりしたものの、弾いていてしっくりこない、曲の理解が浅い気がしていて漠然とした自信のなさを感じていただけに、課題がクリアになってほっとした。
8分の9拍子、一般的とはいえないがマイナーな拍子とまでは言えない、でも譜面からだけではわからない、弾いてみないとわからない、不思議な音価が並んでいて、だまし絵のような曲でもある。メトロノームで練習重ねていたにもかかわらず、自分のカウントが8分の9拍子になっていなかったのだなと講座でのご指摘で納得。今は指の動きや表現というよりも、自分の中で正しい拍感で歌えるように練習中。当初考えていた「柔らかさ」メインよりも、小さい白い蝶が小刻みにひらひらと飛ぶ姿を描きたいと思いだした。
そうなると、一緒に弾く予定の「黒い蝶」は別のニュアンスで対極をなすように修正しなければ。こちらはもっと大きな黒い蝶が妖しくゆらゆらと舞う感じにしよう。
同じ2曲を練習しなおしている訳だが、昨年とはまた解釈を変えたら、どう弾いたらいいか、考えたり工夫したりするのが楽しい。正解というものがなくて、でも自分にとって腑に落ちる解釈を考え出し、自分の技量の中でどうにか実現すること。仕事も同じことがいえる訳だが、ピアノはアマチュアだからこそ思う存分自分の好きにやれるのが幸せだ。
今年はあたたかいせいか、もう紅梅が咲き始めている。春が近いと思ってはいけないのだろうが。
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