2025年6月14日土曜日

2か月ぶりの早朝散歩

漸く、身体が通常に戻ってきた感覚。では、梅雨の合間の曇空の下、早朝散歩しよう。

まだ速足で歩く気がせず、ぶらぶらと。身体をならす感じで。

上半期に二度も数週間に渉る体調不良を起こすのは、身体が弱っているせいか、自分が身体が発するアラームを無視したせいか。子供の頃はセンシティブで、そんな状態から抜けだすために外に目を向け行動するようになったが、いつの間にか自分の身体との対話を敢えてしないようになっていたかもしれない。

なぞと歩きながら思考が自由にふらふらと漂うのが、早朝散歩の愉しみだ。

曇り空の下、少し寂し気な色の花はジャスミン?湿り気を帯びた朝の空気にそこはかとない香りが漂う。


2025年6月7日土曜日

エンンター・ザ・ミュージック 山田和樹×藤岡幸夫 マエストロ対談

今日は静養日。またまた体調崩してしまい家族にも移してしまい。

やらなければいけないこと、やりたいことも全て休んで回復に専念する。悩んでも仕方がないので、普段できないことを。朝の音楽番組を観よう。

指揮者の藤岡氏がパーソナリティを務める本番組で、弟弟子でバーミンガム市交響楽団音楽監督、シカゴ交響楽団との初競演、今年予定されているベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との初共演を行う同じく指揮者の山田氏との対談がメイン。若年からの兄弟弟子の間柄なので遠慮のない掛け合いのようなトークが面白かった。

特に自らを「すきま産業」のような指揮者となぞらえ自分のことは一歩ひいてクールに評する山田氏が、演奏会で企画した曲目について語る時に見せる情熱的な表現。そのコントラストに惹かれた。また、藤岡氏が「その16分音符 処理するのが難しい」とコメントしたのに対し、山田氏が「合わせることなんかできませんよ」と返しお互いに大笑いして点。処理=楽譜どおりに合わせる と捉えた人と、合わせることができない=楽譜どおりに合わせなくても作曲家が意図した効果がでていれば良しとする と、評価ポイントが異なるのではないかと想像。この二人が指揮した同じ曲を聴き比べしたらさぞかし解釈が異なって面白そう。是非番組で次に企画してもらいたいもの。


2025年5月25日日曜日

寛容

金曜に職場の人の異動の報を聞き、いろいろ考えさせられた週末。

尊敬もしているし一緒に働くのが楽しい人だったので、内々示を教えてもらった時はショックだった。職場の同僚も「ロス」に仕事が手につかないと言っていた。これほどその人の異動のニュースが悲しみを与えられるという人も珍しいだろう。

私も初めショックで金曜はいつもより早めに仕事をきりあげた。そのあと何故この人事なのか考えた。それは違う組織で更に必要とされたのだろうが、何故?そしてその人のその後のキャリアも考えられたであろうこと。これだけ同僚が惜しんでいるだけに一時的に彼らのパフォーマンスも下がるリスクがあっただろうに、それを天秤にかけても押した理由があるのだろう。

それらを考えた時、私自身もまわりの人も、今のcomfortable zone(居心地の良い領域)を出て新たな人と仕事することで刺激を受けることもある、淀みのない組織をつくるためにも必要な措置だと思い至った。

会社員なので、或いは組織で働く人は必ず定期的にある集合と離散。肯定的に捉えた者勝ちの一つの機会である。


早朝散歩で出会った白紫陽花。雨あがりだが雨の粒が名残を残している。

花言葉は「寛容」。紫陽花はアントシアニンという色素をもっているため、アルカリ性が強い土壌ではピンク色に咲くが、白紫陽花にはこの色素がないため、白色のままだそうだ。

偏見をもたず、どんな土壌(組織、環境)にあっても色づかず組せず、どちらの意見もきき良い判断・行動ができるような人が、組織で働く上で求められる人材なのだろう。

2025年5月24日土曜日

幸せを掴む

 久しぶりの早朝散歩。黄菖蒲咲き誇り。


いろいろ考か事をしてルーティンのように歩いていたら、ぱっと目に飛び込んできた。

花言葉は「幸せを掴む」。

まっすぐに伸びた茎、葉、花。思わず立ち止まり、背筋を正して見入った。

家も人も餅も菖蒲の匂ひ哉 政岡子規

そうですね。この時期庭に菖蒲があれば風が匂いを運んでくる、菖蒲湯につかれば人にも香が移る、そして餅。ユーモアが嬉しくなる句。

2025年5月17日土曜日

春の嵐 piano+piano

今日は May Stormか。激しい暴風雨で「春の嵐」というにはほど遠かった。

雨のお蔭で家事の掃除は楽だったが、そのあとは一番豪雨激しい時間帯にレインシューズに帽子、レインコート、大型傘で身を掲げてピアノレッスンへ。


花には恵みの雨。ふと風が止んだ時に雫が落ちる様は美しかった。

先週はピアニスト斎藤真美氏、喜多郁美氏のジョイントコンサートを聴きに行ってきた。斎藤さんはフランス音楽講座の受講生であったこともあり、個人的にもファンで追っかけをしている。

先約あり部分的にしか聴けなかったが、ソロの他、ビゼーの2台ピアノ カルメン組曲を聴くことができたのは収穫。連弾と違って2台ピアノは音量・音響も2倍になるので、近い個性で弾くよりも対峙した異なる個性で弾いた方が対話しているようで二人で弾く意味合いが深まるような気がする。そういう意味でも興味深いDUOだった。

連弾は息を合わさないと一台を分け合って弾くのでお互いの演奏を邪魔してしまう。理想はまるで二人で一人のように息が合いながら、できることならプリモとセコンドの個性が聴きとれるように弾き分けられるとインタラクティウで刺激的に聞こえるのではないか。いろいろ考えさせられた音楽会だった。

2025年5月6日火曜日

連弾キックオフ マ・メール・ロワ ラヴェル作曲

同じ曲だが4月に弾いた2台ピアノ版と異なり、ラヴェル作曲版の連弾。

秋のコンサートに弾こうとGWのキックオフ会。結構2台ピアノ版と異なり、面白くも、新たに譜読みをする気持ちで臨まないといけなかったり。また汗と涙の短時間集中練習。

DUOポッキーズの彼女宅に伺い、お手製の美味しいハーブティーとメレンゲ、クッキーをご馳走になり・・・。また話に花が咲き・・・いえ、練習しなければ。そこは必殺仕事人(いつの時代の話?)すぐに気持ちを切り替え汗と涙の練習に。

カップ&ソーサーはお母様のためにイタリアで求められたジノリだそう。シンプルな藍のデザインが印象的。メレンゲの甘いサクサク感と、アップルミントなどのハーブティーの心ほぐす香りが嬉しい。ここまでのおもてなし、とても真似できない。

2025年5月5日月曜日

世界が注目の植物最新研究 豊田正嗣教授 

テレ東BIZの「いまからサイエンス」の再放送を聞き流していたら面白い話があった。

植物同志が情報をやりとりする?虫にかじられたらその葉でないところも傷つけられたことを感じる?防御物質までつくってしまう?ということを、理論としての想定ではなく、独自に開発したイメージング技術を使って解き明かした。これこそ文字どおり「見える化」。言葉を連ねても一見は百聞にしかず。YOUTUBEでも検索するとみられるようなので一見を。

だが、知ることは怖いことでもある。道で花を手折ったり、雑草を刈ってもこういう信号がいきかっているのかと思うと手が動かなくなるかもしれない・・・ような気がしてきた。

今日は子供の日。勢いよく空を泳ぐ鯉のぼり。