2025年12月7日日曜日

静かな町

今思い出しても心落ち着く静かな町だった。

10月に急遽欧州出張に行くことになり、いつもより長いし、急で仕事もプライベートも準備の時間がなく、消化不良な感覚のまま離日した。案の定、直前まで無理したせいか、天気が雨まじりで日本よりも寒かったせいか、前半は風邪をひいてしまった。

土曜は覚悟を決めて午前中休み、午後は仕事。日曜に月曜の客のもとまで移動。朝4時に起きて5時出発、6時の航空便だ。大きな空港まで移動したあと次は電車で3時間。夕方ホテルに入った時は疲れ切っていたが、昼間に町に入れることなど全くないので、好奇心募り荷物を置くとそのまま散歩にでた。

とても小さく、そして静かな町だった。湖のまわりも美しく、時折犬を散歩させる人に会うだけ。湖畔を一周したり、小さな路地を曲がったり、ただただ気持ちよく散歩した。

いつかまた行きたい北欧の小さくて静かな町。


2025年12月6日土曜日

オイスターバーにて

職場の先輩と恒例の年末のオイスターバー。

私が教えを乞いつつ、愚痴も聞いていただきつつ、お世話になっている先輩。何故か(と言っても店を選らぶのは私なので自分の趣味が多分に入っているが)年末はオイスターバーにご一緒することが多い。

今年もお互いの近況、前回お会いした時の賭け(首相や為替の予想なだけだが)、熱中していること、家族のこと。話題は尽きることがない。

蠣よりは海苔をば老の売りもせで 松尾芭蕉

育てて市場に送り出して下さる方々の苦労に感謝をこめつつ、いただいた。

12月の夜は華やかで、そぞろ歩くだけで楽しい。

2025年11月29日土曜日

汐留ホール

先週、毎年恒例の、友人開催のコンサートに招かれてジョイン。

デュオポキーズの彼女が20年前から職場の方々と開かれてきた大切な音楽の輪。今年もご一緒させていただいて光栄だった。

ソロは、ショパンのマズルカOP56-2とノクターンOp.48-1。ハ長調とハ短調の組み合わせ。連弾はラヴェルのマ・メール・ロワ。片や今年のアマチュア・ピアノコンクールで弾いた曲、片や数年前に彼女といろいろな場で奏でた曲なので、どちらも肩に力を入れずに楽しんで表現できたと思う。

毎年ご一緒させていただくメンバーも少しずつ変わり、刺激も受けて、有難い。コンサートホールである汐留ホールの傍らにたつ彫像。いろいろな人々のハーモニーの上に何事も成り立つちう表れか。彼女や皆さんの素晴らしい演奏にインスピレーション湧く一日だった。

2025年10月12日日曜日

三連休 善き哉

三連休の初日は、朝は散歩、昼は講座、夜は友人との語らい。

家族の病気、怪我で仕事も休みをとって大わらわの友人と電話で近況報告。電話苦手な私だが、なんと1時間も話し込んでしまった。それだけ彼女が大変な時であること、自分も話をしたかったのだなあと。

今日は父の墓参り。そして妹きたりて、我が家二台目のロボット掃除機の調整をしてもらいました。一台目は20年ほど前。発売されてすぐ。今回はだいぶ進んでいたけれど、廉価版だから、人間がロボットに合わせなければいけないこと多く、家族ともども振り回され放し。使う意味があるのか・・・。日々のDXと同様の問いを自問自答しつつ、廉価版とはいえ既に購入してしまったので、どうにか使いこなさなければ。90歳代の母とロボット。どこで折り合いをつけるのか・・・ ・・・。


父が眠る樹木。天気が悪かったのに、お香をあげた時、雲がきれて青天となった。

2025年10月11日土曜日

キャリアコンサルティグ講座 自己概念形成支援のキャリアコンサルティング

 今日は朝から、資格更新のための講座参加。

面接対策セミナー講師を30年にわたって行ってきた堀江研講師の話は、豊富な経験に支えられ、それを理論を使って客観化した非常に実践的な内容だった。キャリアコンサルティングの勉強の際に習ったナラティブ(物語)アプローチも、その時にはさらっと講義の中で触れられただけなので記憶が薄れていたが、今回演習もあり、腑に落ちた部分が多かった。


雨の朝。公園を早朝散歩。土手に薄紅色の美しい花・・・? いえ、これはきのこ。美しいものは危ない。ということで、君子危うきに近寄らず。

2025年9月23日火曜日

変化

今朝空を見上げたら鰯雲が。いつまでも続くかと思った酷暑も漸く変わる時に?

今年は世間的には節目と言われる歳なので、何か考えて違ったことをしたいと思っていたが、前半は家族共々体調を崩し寝込み、後半は職場の人事が大きく変わりそんな余裕も吹っ飛んでしまった。

だが、職場のチームもメンバーが変わると、自ずと仕事の仕方も変わってくる。新しい人達に教えていると、自分の知見が正しいのか見つめ直す機会にもなる。母の介護メンバーも2人変わり、一から説明する中で、今のやり方を続けていて良いのか母と話し合うことも。

毎年チャレンジしているアマチュア・ピアノコンクール、今年も本選には行くこと敵わず、自分の技術より上の曲にチャレンジしたことへのちょっぴりの後悔もあるけれど、母の好きな曲を練習することで想定もしていなかった母からの批評を得たことで人を知る喜びを味わえたこと。ここ数年、少しコンクール目的に参加していなかったか、それも良いのだが、一体自分の優先順位は何?と問い直すきっかけになっている。

コンクールも終わったので、キャリアコンサルティング、FPの資格更新講座も集中して受講予定。各講座の予習資料を急ぎ読んでいると、仕事で使っている部分とは異なる脳が軋みながらどうにか動き出すのを感じる。軋みがひどいが、それでも新しいことを学ぶワクワク感はある。願わくば、ワクワク感に気を取られて、いつの間にか学びが進むよう、好奇心が動き出すよう。

今年は親戚も亡くなり、特に親しく思っていた叔父が今月亡くなった。人は亡くなるものだとあらためて思い知らされた。

ここでキャリアコンサルティングの「Transition」理論を持ち出すつもりはないが、日々の営みは変化の連続だ。変化を受け容れられるかが人の生き様を左右するという。そうなのだろうと思いつつ、それが難しいから足搔くのだとも思う。

学んだり、自分の知見から抽出する知恵は、その日々の変化への対応をどう自分の中に上手く取り込んでいくか、潤滑油として活用するためのものなのでは?


2025年9月15日月曜日

白立葵

三連休、仕事、家事、勉強、少しずつ前に進められたのでほっとしている。

豪雨のあとの立葵。大きな水滴を受けとめてまっすぐ曇天に向かってのびている。暑さは相変わらずだが暦の上では秋。凛としたこの花を見るのもこれが名残か。